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必ず最低ラインを達成すること!
自分の馬券観は浅田次郎著「勝負の極意」を読んだときに確立した。

書いてあったのは「景気良く買って景気良く負け続けてしまうと、競馬という趣味は趣味とは言えないレベルで経済生活にダメージを与えてしまう」という当たり前のようなことだ。
自分は独身な分実感がなかったため、この本で一般家庭生活水準を例にとってソロバンを弾かれて初めてその重大さに気付いた。

そのうえ考えてみると、趣味といってもたとえば旅行みたいに高尚そうな趣味ならまだしも、馬券の場合やらない人から趣味として快く理解されることなどほぼない。したがって馬券で散財しているようだと、多くの人からほとんど落伍者のような扱いをされかねないだろう。

ということは、競馬ファンは極端に言えば
①負け続けて経済生活にダメージを与え、なおかつ落伍者扱いされる
②負けると大変なので馬券を買わない
③買い続けても負けない
という3通りの選択肢が与えられているのだ。

最初から馬券に興味がないのならともかく、買いたいのに買わないのはつまらないし、それはそれで何となく情けなくもある。やはり理想は買い続けて負けず、人にも堂々とそう言い切れることだ。

浅田氏は貧しいときも豊かなときも30年以上も馬券を毎週朝から皆勤で買い続けているという畏れるべきツワモノだ。
氏は、「競馬は買い続けて初めて面白くなる」、「負けないからこそ自分は30年も買い続けることが出来た」と述べている。これはこの本のみならず様々な作品で折に触れて強調している。

毎週楽しみ続けられることも大きいが、氏の文章を読むと成果を出し続けている事実そのものが誇らしくて仕方がない、という気持ちも滲み出ているように感じる。
競馬という趣味は自分がプレイヤーになって参加できることが大きな特徴。氏はさしずめ2,000試合出場・生涯打率3割超のプロ野球選手、というところか。

大きく負けなければ毎週楽しめて、経済生活にダメージを与えず、人には堂々と言えて、回収率次第では自分を誇る気持ちにもなれる。

というわけで自分は、「買い続けつつ、最低ラインを高めに持ってこれを確実に達成していく」ことを馬券道の第一としたい。
勝負の極意
浅田 次郎 / 幻冬舎
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# by UMARYU | 2005-06-10 20:09 | ギャンブル哲学
フューチャーベットを待ち望む
POGが盛んである。

5月16日発行の須田鷹雄監修「POGの達人」は各大型書店の週間ベストセラーランキングにも名を連ねていたが、この本の中で須田氏は「POGを楽しんでいる人は10万人はいる」と推定している。売り上げが根拠になっていると考えられ、ある程度正確だろう。

もっと多いかもしれない。POGというのは基本的に仲間うちでしか行えないから、「やりたくてもできない」人は多いはずだ。人数はいても合意形成、管理という作業がネックとなって「人数はいるが運営が面倒なのでやらない」という人も多いかもしれない。

ではその盛んなPOG熱を余すことなく楽しんでもらうにはどうしたら良いのか。
真っ先に考えられるのは金銭を賭けるPOGを業者が運営することである。これを行えば、10万人などとは言わず、相当な利用者がつくと考えられる。

海外ではブックメーカーが「フューチャーベット」(米)、「アンティポストベッティング」(英)という馬券を売っている。レースの結果を当てる馬券であるから、POGのように1年に1回ではなくいつでも販売できる。重賞は数ヶ月前から、クラシックなどは前年から日替わりのオッズを提示して投票を受け付けている。

日本でこれを売るとしたらJRAが、ということになるだろうから、ブックメーキングは八百長の絡みで非現実的。「早ければ早いほど儲かる」という仕組みが肝要なので、一定期間でオッズ計算を締めて配当を確定させるなどが良いかもしれない。

フューチャーベットではなくPOGそのままの形で、ということで運営するのも面白いだろう。もちろん、全参加者の平均獲得賞金からのプラスマイナスで配当金を決める。これも1年に1回売るのではなく一定期間で参加者グループを区切るなどすれば1年中販売できる。単純なルールだけではなく、関東馬限定、父内国産限定、など、グループを細分化するのも売り上げ向上になるかもしれない。

効果は主催者の売り上げだけでなく、副次的なものも様々に期待できる。
たとえば競馬雑誌やPOGの本は参加者増によりさらに飛躍的に売り上げを伸ばすことが確実。しかも夏だけでなく1年中の受け付けとなれば、発行もしやすくなるし競馬雑誌の売り上げなどはかなり上がるのではないか。

競馬ファンそのものを増やす効果も期待できるかもしれない。

競馬への入り口は地上波で見るG1レースであることも多い。バクチよりむしろスポーツ観戦として入っていく形。POGは競馬のストーリーを追いながら楽しめるのでよりスポーツ観戦的なのだ。

ともあれ、売ってくれたら買いたい。

POGの達人 完全攻略ガイド2005~2006年度版
須田 鷹雄 / 光文社
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# by UMARYU | 2005-06-10 02:41 | 競馬産業
馬券の売り上げ動向を景気で片付けるのは論外
谷岡一郎著「ギャンブルフィーヴァー」に面白いデータが出ていた。様々なギャンブル産業の売上高を比較したもので、

1984年
パチンコ:97,080
中央競馬:15,090
競輪:10,950
競艇:13,920
(参考)外食産業:74,940

1994年
パチンコ:256,000
中央競馬:38,070
競輪:16,910
競艇:18,850
(参考)外食産業:122,170

となっている。84年の中央競馬の売り上げは競輪・競艇と大差なかった。自分は96年に競馬を始めたので驚きだ。
この間何があったのか?要は「公営競技としては珍しく、売ろうとする努力をした」ということのようだ。
ギャンブル産業の代表であるパチンコは中央競馬と同程度の伸びを示しているので、「中央競馬が伸びた」というより「ほかの公営競技が伸びなかった」と言えるだろう。

「売ろうとする努力」の最たるものは、87年に中央競馬会からJRAに名称変更するなどコーポレートアイデンティティーの動きがあったことと、情報化を活用し場外馬券の売り上げを飛躍的に伸ばしたことであるとしている。94年の場外売上率はJRAが8割以上、競輪は16%、競艇は5%とある。

以上から見て、今後の競馬産業の浮沈は決して景気頼みではないし、仮に景気が少々良くなっても時代に即した適切な経営戦略を実行できなければその恩恵に浴することもできないだろう。逆にパチンコの売り上げを考えれば、景気に関わらず売り上げを伸ばすことも間違いなく可能なはずだ。

日本で何らかの形で競馬に携わる仕事をやるのであれば、JRAの今後の経営力というものを常に予想する必要があるだろう。それを欠いては、地方競馬でメシを食ってきた人たちと同じ道を辿るリスクが大きい。

ギャンブルフィーヴァー―依存症と合法化論争
谷岡 一郎 / 中央公論社
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# by UMARYU | 2005-06-08 17:23 | 競馬産業
今年のPOGラインナップ
仲間内でやっているPOGは4年目。

<ルール>
10頭以下(牡馬7頭以下)
SSは5頭以下(うち牡馬4頭以下)
産駒デビュー種牡馬1頭以上
10頭勝ち上がりだと8,000万獲得に相当
9頭勝ち上がりだと2,000万獲得に相当

※同順位競合時は「プロ野球1日総得点予想ゲーム」で決定

①キャプテンベガ (SS*ベガ)
②フェラーリワン (SS*エンブラ)
③ショウナンアルス (SS*ショウナンハピネス)
④ナイアガラ (ファンタスティックライト*レーヴドスカー)
⑤ナスカ (SS*アンデスレディー)
⑥ビーオブザバン (King's Best*シーズアン)
⑦マシロンガール (With Approval*Above the Salt)
⑧マイネルマルス (マイネルラヴ*イブキローマン)
⑨クラフトミラージュ (フレンチデピュティ*ワーキングガール)
⑩クールカリッジ (SS*カービーズソング)

<競合順位負け>
バルジファル (SS*エリザベスローズ)
ジョウテンロマン (SS*ビューチフルドラマ)

同順位競合した①と⑤は2頭とも楽勝でゲット。野球賭博でも開催するか。

POGは自分で呼びかけて始めたにも関わらず、過去3年で一度も勝ち組になっていない。
良いのは勝ち上がり率(8割)だけ。

今年の基準は
①思い入れや好みで馬を取らない
②稼ぎ場所をリアルに考える
 ・オープンのレース数が少ないため、ダート馬は対象外。
 ・SS牡馬は芝の中距離タイプを選ぶ。
 ・SS以外の牡馬は早期デビューが確実視されているスピード馬。
 ・牝馬は早期デビューが確実視されているスピード馬。
③育成はノーザンF、オーナーは金子真人氏を信頼。
# by UMARYU | 2005-06-08 16:30 | POG