ノースヒルズ、或いは前田オーナーが生産もしくは所有する馬が2歳戦好調である。
10/8の開催終了時点で、期待できそうな馬が目白押し。 ローブデコルテ 牝馬ながらコスモス賞2着 ジーニアス 2戦目の未勝利を楽勝、距離延びて本領か ハギノルチェーレ りんどう賞勝ち。追い込みで新味が出たかも ウィルビーキング 未勝利を好時計で圧勝 デスコベルタ 牝馬ながら新馬でドリームジャーニーと大接戦 ガルヴァニック 札幌2歳S5着 サンダーアロング 断然人気の新馬、大出遅れから桁違いの脚で2着に ストラテジー 新馬を圧勝、小倉2歳ではハナ切れず5着 新馬戦成績(対象20頭) 3着以内率 : 65%(13頭) 勝率 : 20%(4頭) 新馬戦の数字もさることながら、20頭デビューで「期待できそうな馬」が上記のように多くいることが(感覚的な評価ではあるが)凄いんじゃないかという気がする。 #
by umaryu
| 2006-10-09 22:17
| 馬券戦術
トップガンジョーは今回の重賞を含め、後藤騎手とのコンビでは2戦2勝。
以前に雑誌で後藤騎手自身が「トップガン産駒とは相性がいい」と明言していた。 OPクラスで見ると、 騎乗数 / 19 4勝 (いずれも重賞) 単勝回収率 / 213% 複勝回収率 / 134% なるほど、好相性と言える。 マヤノトップガン産駒の重賞勝ちは全体で6勝。偶然でそのうち4勝を、しかも異なる3頭で挙げることは出来まい。 オークスで福永騎手がフサイチパンドラについて 「こういう難しいタイプの牝馬は得意」 とレース前にコメントして見事に2着に導いたが、確かにそのような相性というのは侮れないのか・・ #
by umaryu
| 2006-06-11 17:19
| 血統
山口瞳著「日本競馬論序説」に、かの阿佐田哲也が「ギャンブルにはどうやっても見えない闇の部分が50%あると心得るべきである。努力でどうにかなるのは残りの50%に過ぎない。」というようなことを言ったとある。
競馬にも、騎手のミス、騎手のファインプレー、展開のアヤ、馬の気まぐれ、見えない疲れ。 確かに、努力では如何ともし難い部分が多いのは間違いない。 しかも、それが偶然の負けであろうとも、負けは負けとして単純に処理される。 自分からは影響を与えようもない他人+馬の行動について賭けているのである。 「長期的な回収率」に関しては実力を鍛えることで向上させることは可能であろうが、こと「一発勝負で当てる」という意味においては不確定要素だらけでどうしようもない。 確かに、阿佐田哲也の言うとおりであると思う。 ゆめゆめ、「一発勝負で勝ちたい、そこで勝つのがエライ」などと思わぬこと、仮に当たったとしてそれは勝負強さなどではなく単なるマグレだという事実を認識すること。 自明であるが、疎かに出来ない基本的なロジックである、と思う。 日本競馬論序説 山口 瞳 赤木 駿介 / 新潮社 スコア選択: #
by UMARYU
| 2006-04-27 02:17
| ギャンブル哲学
「日本のギャンブル市場は飽和状態にあり、今後はギャンブル産業同士でパイの奪い合いを行うほかない」と書いた。
今回は競馬というコンテンツがギャンブルとしてどのような特性を持っているのか、を考察したい。「現代パチンコ文化考」によれば、競馬は以下の点において他のギャンブルよりも優れている・劣っているという。 <優れている> ①攻略感(実力勝負をしている感じ) ②ドキドキ感 ③爆発力 <劣っている> ④期待値 ⑤スピード(アクション数) ⑥ルールの簡潔さ ①は競馬をやりこんでいれば全くその通りであろうが、まだハマっていない人が的中したところで攻略感を得られるかとなると疑問である。 馬券はツキで決まるわけではない、ということを最初から認知させることにより、最初から①の快感を享受できるようになる。 反面、①を求めない人に対する訴求力は極めて平凡で、⑥の欠落とあいまって門外漢が近寄りがたいギャンブルでもある。①を求めないタイプのターゲットに対しては②を強調し、⑥を引き上げるような売り方が有効かも知れない。 ④の期待値の低さは致命的である。地方競馬については控除率引き下げが検討されて然るべきであろう。売り上げの伸び白が要求されるので容易な議論ではないが、パチンコというライバルを強く意識せざるを得ない。また、JRAファンに不公平感を持たせる危惧も想定されるが、パチンコも出玉や換金率は一律ではない。第一、他のギャンブルに比して既に不公平なのである。売り上げを支えている人間はその事実を認知しているであろう。 また、④によってプレイヤーが「どうせ儲からない」という諦観を持っていることは明白である。「競馬をやめる」人のほとんどはこの諦観が主因であると言われる。 この諦観を取り払えれば、脱落者の引き留めに繋がる。 #
by UMARYU
| 2006-04-21 03:42
| 競馬産業
谷岡一郎著「現代パチンコ文化考」によると、
国民の「ギャンブルの負け額/国民の可処分所得」は、 英:2.5%~3% 日:3% 米:1% であり、世界的水準では1%程度が水準、とある。 即ち、奇しくも英と日の割合が同じである事実は、両国のギャンブル市場がさすがに飽和状態に達していると考えられる、ということである。 もちろん、それ以上に拡大する可能性もあるわけだが、常識的な慎重さで考えるならば 「日本人の一人当たり可処分所得が増大しない限り、今後日本のギャンブル産業は基本的に今あるパイの奪い合いを行うだけである」 ということになろう。 この前提が現実のものであった場合、競馬産業は他のギャンブル産業と大いに「パイの奪い合い」を行い、これに勝利し続けることが命題となってくる。 後日、「他のギャンブル産業と比較した競馬の強み・弱み」を考察したい。 現代パチンコ文化考 谷岡 一郎 / 筑摩書房 スコア選択: #
by UMARYU
| 2006-04-20 02:00
| 競馬産業
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